梅雨入り間近か

まだぐずついた天気が続き、変わりやすい天気で夕方から夕立がおこりそうだ。少し蒸し暑くなってきた。梅雨入りも近い。

世の中は変な事件ばかりでうんざりしている。男児殺害事件では容疑者の33歳の女は殺害について関与を認める供述を始めたという。
洋画家による盗作問題も困ったことだ。あれだけ似ていたら盗作と言われても弁解の余地はないだろう。才能をもちながら惜しい

ベトナム戦争のこと
そのとき歴史は動いたで命を賭けて正義を貫いたアメリカのジャーナリストの戦いを特集していた。
共産主義を防ぐ正義の戦いといわれ、開戦当初は国民の支持は65%もあったが.次第に実態が明らかになるにつれて反対の空気が強まってきた。1964年のトンキン湾事件より本格的な北爆が始まった。多くの民間人が犠牲になった。アメリカ軍も民族解放戦線のゲリラ戦に苦戦して多くの戦死者を出した。1968年のテト攻勢では危うくサイゴンが陥落するところだった。報道によりこの戦いが正義の戦いでなくおおくの人々を苦しめる戦いだと言うことが明らかになり、全米各地で200万人も参加する大規模な反戦集会がひらかれるようになった。66年には38万人も投入しても勝てなかった。マスコミには時の政府から再三にわたり圧力がかけられた。それでも良心を貫いたジャーナリストたち。ここがアメリカのすごいところなんだな。勇気を持って真実を明らかにして、権力にも屈しなかったジャーナリストの姿に感銘を受けた。アメリカ軍の撤退でこの戦争は終わりを告げた。まさに正義は勝つというのを示した戦いでもあった。戦争終結に果たした彼らの役割は大きい。こういう良心を持ったジャーナリスト日本に何人いるんだろう。よらば大樹の陰とばかち御用ジャーナリストが増えているなかこのアメリカ人の心意気を学んでほしい。
まひるがえってイラク戦争をみるとテロとの戦い、民主主義を守る戦いといっていたが実態が明らかになるにつれてなんだかベトナム戦争に似てきたような気がするのは考えすぎだろうか。
ベトナム戦争ではアメリカは負けたが民主主義図った。湾岸戦争イラク侵攻ではアメリカは勝ったが民主主義は負けたといわれている。
夕刊をみたら訃報で数学者の重鎮弥永昌吉さんが100歳で亡くなられた。この方は数多くの国際的な数学者を育成され、平和主義者としても知られ、ベトナム戦争の反対声明をだすなど反戦運動の先頭に立って活躍された。こころからご冥福を祈ります。日本にも良心のある学者など大勢おられることが救いだが高齢な方が多く、若い人たちに少ないのが残念だ。