春一番

朝から暖かく、しかも日差しもあって、春本番の暖かさで啓蟄の暦どおりになった。虫も暖かさにつられて這い出してくるだろう。オオムラサキの幼虫も出てきたようだ。都心では春一番が吹く。気温も18℃を超えて4月なみの陽気だ。うれしいな。こうやって暖かくなるのは助かる。花も同じなんだろう。

3月の学校行事
3月になると、学校もあわただしくなる。なんといっても卒業式に向けて様々な取り組みがなされる。卒業生を送る会ではそれぞれの学年で出し物《歌、合奏、呼びかけ)などして6年生の歌や演奏などがあって、最後に全校合唱(初めにするところも多い)をしてしめくくる。これで卒業という意識が高まってくる。
6年生とのお別れ給食会は6年生が各学年に分かれて給食をともにして、球技など楽しむ催しだ。
お別れ球技会は6年生と5年生でサッカーなど親善球技をする催しだが、今はなくなってしまったところが多い。ここにも授業数が足りない影響が出ている。
卒業制作
これが担任にとってもかなりの負担になる。壁画や花壇作りなどの大掛かりなものから、最近はあまり手間をかけないものへと変わってきている。たとえば、雑巾作りなどで間にあわせるところもある。
卒業文集

どこの学校でもこれは欠かせないものだ。最近はパソコンでつくるところもあるようだ。様変わりしたものだ。自筆で書いたものなのに、時代とともに変わっていくようだ。よきに付け悪しきにつけよく出るのがこの卒業文集なのだ。卒業アルバムとともに必ずどこの学校でもあるものだ。
いつもこの時期になるとなぜか心が騒ぐ。6年を20回近く卒業させてきた永年の感覚そうは消えないものなのだ。定年退職から10年、早いものだなあ。嘱託が終わって5年。完全にフリーになったのにまだボランティアで子どもと付き合うのも習性かもしれない。最後の卒業生もう大学卒業して社会人の人生を歩むんだなあ。健闘を祈りたい。

馬酔木のこと
昨日掲載した馬酔木は古来日本に古くから自生していたツツジ科の花、万葉集にも詠われているからずっと昔からある花なんだな。なにかこういう花に限りない愛着を感じる。洋風の花もそれなりの美しさはあるが日本古来の花は大切にしてあげたい。