2月になって

3日間暖かい春の気分を味わってこれた。30日の日は15℃を超えて暖かく最高の一日だった。熱海のかんぽの宿は施設もよく、使い心地もよかった。熱海というより山の上で来宮に近く、車でないと不便なところだ。坂の多いのにはびっくり下りはいいが、登りにはまいった。腰を痛めてしまった。梅園も例年にない寒さで開花が遅れ、ちらほら咲いているくらいで観光客はいっぱい来ていたが、かなりずれこみそうだ。今頃が一番の見ごろだったのに残念だった。

成川美術館
30日は観光タクシーを使って,十国峠を越えて、箱根に行く。割りに近いところなのだ。芦ノ湖の近く成川美術館に行く。いい絵を見るのも感性を磨くのに役に立つ。ゆっくり見られた。日本画の革新者といわれる山本丘人さんの作品や芸大学長の平山郁夫さんのシルクロードの夕暮れを描いた(ガンジスの夕)作品などいろいろあった。万華鏡も見られておもしろかった。ここでなんとか富士山の写真撮りたくて1時間以上雲の切れ目を待っていたが、とうとう全景は現われず、残念ながら引き返した。冬型の天気の方が綺麗に見られるようだ。十国峠でもチャンスを待ったが雲に隠されてしまった。峠のところどころ溶け残った雪がみられた。観光タクシーはいろいろと知られざる名所など話してくれてあきなかった。三島も20分でいけるそうだ。あそこは水がきれいだと言っていた。
純さんのお勧めの糸川に行きたいと言ったら、言い方が悪かったものだから、なんともと色街の糸川に案内してくれて、ここはむかし文豪が舞台にした由緒ある所だと教えてもらった。怪我の功名でひとつ利口になった。

芦ノ湖畔の深生そばで自然薯そばがおいしかった。(1370円)。宿の料理も食べきれないくらいで、充分満足できた。そんなに食べられるわけではないから。量より質で選びたい。温泉はいいなあ。リラックスできて極楽、極楽だった。文字通り湯治になってしまった。同行のお琴の先生が、あんまり歩けなかったのでかえってゆっくりできてよかったかもしれない。