境の実家へ

好天に恵まれ、昼過ぎ境へ行く。バイクで東久留米高校ー六都科学館ーシチズン小金井公園東門ー桜堤団地のルートで新緑の中35分のコースだ。姪の娘美桜ちゃんも来ていて、久しぶりに会えた。中2になって6cm伸びて大きくなった。部活のバドミントンもがんばって、いい思い出にしてほしい。兄が亡くなって4ヶ月あまり、存命中はよく将棋を指しに行ったものだ。88歳になっても、頭のほうは結構しっかりしていた。亡くなる直前までしっかりしていたのに、急を聞いて駆けつけたときは、もう間に合わなかった。誰にも迷惑をかけずお金もかからず、ほんとうにいい最期だった。願わくば自分もこのような最期を迎えたい。
 途中の玉川上水は思い出多い川だ。子供のときは、人喰い川として恐れられた。一度落ちたら二度と上がれない。だから絶対近づくなとよく言われたものだ。井の頭公園の御殿場に残る松本訓導の碑。落ちた教え子を救おうとして、殉職された。大正年間の話のようだ。中学のときは、あの有名な太宰治さんの入水事件。高校も上水の近く、あの頃は蛍の飛び交う幻想的な様子も見られた。またいつの日か観られることを期待したい。そのためにも川の浄化にみんなが協力することだ。大学といい、最初の赴任校といい不思議と上水と縁があった。